むら気な与太話

むら気(気分が変わりやすいこと。移り気。)な与太話(出まかせのつまらない話。でたらめの話。)あらゆる作品のネタバレ等を過分に含むはずなのでご注意を

宇佐元杏奈についての考察っぽい与太話【ネタばれ注意】

侵蝕編6章のメリーバニーのお辛い現実。少し冷静になるために、杏奈について今まで出てきた描写を振り返りつつ考察させていただきました。

侵蝕編6章以外にも、複数のキャラクターの個別エピソードや、イベントのネタバレを含みますので、読まれる方はご注意ください。

 

杏奈の孤独

体育会系ないつも明るいアナウンサーアクトレス、それが宇佐元杏奈。

お米が大好きだったり、がんばるアクトレスが大好きだったり、とても明るく魅力的なキャラクター。

そんな杏奈の抱える孤独については、今までのイベントや外伝において補完がなされている。

『アリス・ギア・アイギス 幕間のアクトレス』第7話より

イベント『隊長代行アタッカー薫子!外伝 ドリィミー真理』
Ep7「オーディションだったよね」より

Aina視点から語られる杏奈の幼少期のエピソード(3周年記念生放送第2回 1:04:00頃)では、幼いころからテレビの世界で働き、周囲が求める「宇佐元杏奈」を演じつづける子供時代が描写されている。




www.youtube.com

 

杏奈の強さ

しかし、宇佐元杏奈を「大人に利用され続けた哀れなアイドル」と片付けてしまってよいのか?

杏奈は既に、テレビ業界において、自分の我を押し通す事ができるポジションを手に入れているのも事実。アクトレスへと復帰することが出来たのも、彼女の強かさあってこそ。

侵蝕編3章の朱音との会話や、綾香星4キャラエピなど、良くも悪くもテレビ業界人に染まっている一面も覗かせている。

侵蝕編3章より

一条綾香 キャラエピソード Ep4-3『けじめの一歩』

 

 

他人の期待や思惑を酌み、それに器用に応えてみせるのは変わらない。しかし、その中で自分自身のやりたい事を貫く強さも、既に彼女は持っている。

宇佐元杏奈 絆エピソード Ep5.『宇佐元 杏奈プロデュース特別番組』より

メリーバニーとして、真理や凪と一緒に3人で過ごした時間が、彼女を強くしたのだろう。

 

諦めの感情

とはいえ、彼女のそういった強さは、諦め、逆らわず、いなす事で自分を守る処世術的な性質のもの。

諦めは、自分の心を守るため、本心を抑え込んでしまう心の防御反応。

ヴェルサスと化した凪。その絶望的な現実に直面した時、杏奈はその現実を受け入れてしまった。凪のために自分にできる事として「ヴェルサスを討つ」ことを選んでしまった。

侵蝕編6章 459『邂逅』より

 

幼少期からの芸能活動、7年前の凪の事件、不幸な経験によって諦める事に慣れてしまった杏奈の心。真理はそんな杏奈を解放したかったからこそ、凪の事件に執着したのかもしれない。

イベント『隊長代行アタッカー薫子!外伝 ドリィミー真理』
Ep15「ぐちゃぐちゃに絡まってるんだよ」より

 



おわり

途中から妄想まみれになってしまって申し訳ないです。

杏奈の6章での行動「ヴェルサスへの攻撃」に関して、悲劇的、悲観的な解釈をされている方を見かけたので、自分の解釈や考察を語ってみたくなってしまいました。

覚醒編6章での台詞「だから希望を捨てない」。これこそが杏奈の本心であると私は信じていますので、頑張ってほしいですね。

覚醒編6章 374『決意』より

 

書いていて改めて思いましたが、『ドリィーミィー真理』はやはり復刻が必要。エピソードはともかくとして、酔っ払い神宮寺の発言は彼女の本音が駄々洩れで、この記事を書くにあたって再確認したが、新しい発見も多かったです。

ちょっと手間だとは思うが、wikiなどで台詞を読んでみるのも楽しいと思います。

 

にしても、冬の時代のトップアクトレスだった頃の神宮寺とか、メリーバニー時代の3人の様子とか、そういった描写がもっと欲しい。地衛理主役の外伝『円環のトーテンタンツ』みたいな、神宮寺が主役の外伝なんかがあればなぁ。

 

というわけで、今回はこれまで!ではまた!